XMのZERO口座でかかる取引コストは?スプレッドや取引手数料について解説

XMのスプレッド

XMではスプレッドの狭いタイプの口座として、ZERO口座が用意されています。ZERO口座は取引にかかるコストを抑えられるということで、スキャルピングを行うトレーダーはもちろんのこと、デイトレーダーの間でも人気の口座になっています。

ただし、ZERO口座の利用で気を付けたいことは、取引コストとしてスプレッドとは別に取引手数料が加わってくるという点です。

この記事ではZERO口座の取引コストの基本情報を解説した上で、スタンダード口座やマイクロ口座、さらには他社との比較を行っていきます。

ZERO口座の取引コストは?

ZERO口座はスプレッド以外にも取引手数料がかかります。そのため、取引にかかるトータルのコストは以下のように表現することができます。

  • 取引にかかるトータルコスト=スプレッド+取引手数料

ZERO口座はスプレッドが非常に狭いことが売りですが、別に取引手数料がかかってきます。スプレッドはドル円で0.1pips程度ですが、取引手数料もスプレッド換算で1.0pipsかかってしまいます。

ZERO口座のスプレッドについて、売買手数料のかからないマイクロやスタンダード口座と比較するのであれば、必ず+1.0pipsで考えるようにしましょう。

スタンダード口座やマイクロ口座とのスプレッド差は?

XM ZERO口座とその他の口座で、どの程度スプレッドが違うのでしょうか。通貨ペアごとに比較してみましょう。ゼロ口座では取引手数料の1.0pipsを足し合わせて、取引コスト(実質のスプレッド)を算出しています。

ZERO口座 スタンダード口座&マイクロ口座
ドル円 1.1pips 2.0pips
ユーロ円 1.6pips 2.7pips
ポンド円 2.1pips 5.4pips
豪ドル円 2.0pips 4.8pips
ユーロドル 1.1pips 1.9pips

表からは、ドル円やユーロドルなどスプレッドの狭い通貨ペアでは差が小さく、ポンド円や豪ドル円などスプレッドの広い通貨ペアで、口座間のスプレッド差が大きくなっていることが分かります。また、表以外の通貨ペアでも同じ傾向が見られます。

他社のECN口座と比較

ここまではXM内の口座で取引コストを比較しましたが、今度は他社との比較を行います。他の多くの海外FX業者で、XMのZERO口座に位置付けられる口座が用意されています。

このような口座では、ECN方式という注文処理方式が採用されています。

ECN方式とは?

XMはFXブローカーの仲介なしでインターバンク市場と直結する、NDD方式という注文処理方式が採用されています。実はこのNDD方式には、大きく分けて2種類の処理方式があります。

  1. STP方式・・・カバー先の金融機関のレートをもとに、レートにスプレッドを上乗せしてトレーダーに提示
  2. ECN方式・・・私設取引所(ECN)に直結して為替を取引する発注方法のこと

XMではスタンダード口座とマイクロ口座でSTP方式、ZERO口座でECN方式が採用されています。ECN方式では、他の売買注文と自動的にマッチングが行われるため、STP方式以上に約定力が高くなっています。

さらに、インターバンク市場のままのレートで取引できるため、スプレッドも非常に狭くなっています。ただ、スプレッドがほとんど無いと、FX業者分の利益が無くなってしまうため、ほとんどのECN口座では、スプレッドとは別に取引手数料をトレーダーから徴収しています。

取引コストを比較

他社のECN口座と比べてXM ZERO口座の取引コストはどの程度の水準なのでしょうか。今回はAxioryのナノスプレッド口座とLAND-FXと比較してみます。表では(スプレッド+取引手数料)の取引コスト(実質的なスプレッド)を表示しています。

ZERO口座 LAND-FX(ECN口座) AXIORY(ナノスプレッド口座)
ドル円 1.1pips 0.7pips 0.8pips
ユーロ円 1.4pips 0.8pips 1.0pips
ポンド円 2.2pips 1.2pips 1.3pips
豪ドル円 1.7pips 1.0pips 1.2pips
ユーロドル 1.5pips 0.8pips 0.8pips

スタンダード口座に比べると安上がりになるZERO口座の取引コストですが、他社のECN口座ではさらに安い水準を実現しています。

とは言え、ZERO口座の条件が極端に悪いというわけではありません。特にデイトレードやスイングトレードであれば、取引コストはまったく気にならないと言っても良いのではないでしょうか。

ZERO口座のメリットは?

ここからはZERO口座全般のメリット・デメリットを紹介していきます。まずはメリットからチェックしていきましょう。

他の口座よりも取引コストが安い

先ほどの表でチェックしたように、ZERO口座の取引コストはマイクロ口座やスタンダード口座と比べて安くなっています。スキャルピングはもちろん、デイトレードであっても、ZERO口座を使うメリットは大きいと言えます。

取引手数料を経費として申告できる

ZERO口座は税金面でも有利に働くことがあります。というのも、ZERO口座の取引手数料は、取引明細書として出力することができるからです。取引明細書は取引手数料が発生したことを証明できるということで、経費で申告を行うことができます。

特に取引を繰り返すスキャルピングやデイトレードでは、取引手数料がかさんでしまいます。しっかりと経費にして、少しでも節税に努めましょう。

取引手数料が徴収されるタイミングは?

経費について触れたので、ここで取引手数料が徴収されるタイミングを紹介しておきます。取引手数料が徴収されるタイミングはMT4口座とMT5口座で異なります。

(例)1万通貨を取引⇒取引で生じる手数料100円

  • MT4口座⇒エントリー時に口座から1000円が引かれる
  • MT5口座⇒エントリー時に口座から50円、決済時に口座から50円が引かれる

さほど気にしなくても大丈夫ですが、仮にポジションを持ったまま年越しを行うのであれば、MT4とMT5で経費に計上する年度が違ってくるので気をつけたいところです。

約定力が高い

ZERO口座で採用されているECN方式は、スタンダード口座とマイクロ口座で採用されているSTP方式よりもさらに約定力の高い傾向があります。

ECN方式ではFX業者の介入が一切なく、オークション形式で取引が成立するため、非常に高い約定力が実現されています。

ZERO口座のデメリットは?

次にZERO口座のデメリットについて解説していきます。

最低入金額が若干高い

スタンダード口座・マイクロ口座で最低入金額が500円に設定されている一方で、ゼロ口座の最低入金額は1万円に設定されており、若干高い印象を受けます。

ただ、他社のECN口座の最低入金額は10万円以上に設定されていることも多いことを考えれば、決して高くはないと言えるでしょう。

入金ボーナスの対象外

スタンダード口座とマイクロ口座で対象となる入金ボーナスについては、ZERO口座ではキャンペーンの対象外となっています。

ボーナスで軍資金を増やしてトレードしたい方は、すべてのボーナスの対象となるスタンダード口座とマイクロ口座を使用することをオススメします。