XMの魅力と言えば、最大888倍の超ハイレバレッジをかけてトレードができることです。ただ、FX初心者の方の中には、レバレッジがどのように設定すれば良いのか分からない、という方も多いようです。
そこで、今回はXMのレバレッジの設定方法や、ポジションを保有するときのレバレッジの決まり方について解説していきます。
最大レバレッジの設定方法
口座の最大レバレッジはXM内の設定を行うことで決まります。最大レバレッジを設定したら、その範囲内で、ポジション量に応じて実効レバレッジが決定されます。
口座タイプを選択
XMにはマイクロ口座、スタンダード口座、ZERO口座の3つの口座タイプがありますが、それぞれの口座で最大レバレッジが異なっています。
スタンダード口座、マイクロ口座⇒最大レバレッジ888倍
ZERO口座⇒500倍
最大レバレッジ888倍で取引を行いたい方は、口座登録の時点でスタンダード口座かマイクロ口座を選択するようにして下さい。
口座開設時にレバレッジを設定する
口座開設時に、最大レバレッジを選択することができます。
スタンダード口座とマイクロ口座の場合は最大で1:888までのレバレッジを選択することができ、ZERO口座の場合は最大で500倍のレバレッジを選択することができます。
口座登録時、仮に200倍を選択すれば、最大レバレッジ200倍の中で、取引を行うことになります。
口座開設後にレバレッジを変更する
口座を開設する際に設定したレバレッジは、口座開設後に変更することができます。
会員ページのマイアカウントの概要で、「レバレッジ変更」をクリックして、レバレッジの変更画面を表示させましょう。
口座開設時、最大レバレッジ888倍を選択していたので、変更画面には500倍までの選択肢が表示されています。
新しいレバレッジ倍率を選択したら、「リクエスト送信」をクリックしましょう。
レバレッジ規制に注意
レバレッジの設定というわけではありませんが、レバレッジの規制についても注意が必要です。XMでは有効証拠金が大きくなると、レバレッジの規制がかけられます。
・有効証拠金2万ドル(約210万円)~10万ドル(約1100万円)未満⇒最大レバレッジ200倍
・有効証拠金10万ドル(約1100万円)以上⇒最大レバレッジ100倍
レバレッジ規制は、アカウント内の有効証拠金を全て足し合わせた金額に対してかけられます。複数口座を保有している場合、すべての口座の有効証拠金を足し合わせた金額が対象となります。
また、保有中のポジションも、有効証拠金に含まれる点にも注意が必要です。
実効レバレッジは有効証拠金と取引ロット数で決まる
口座の最大レバレッジは、口座タイプの選択、口座登録時のレバレッジ設定、レバレッジを変更で設定することができます。
ただ、これは最大でかけられるレバレッジを設定するに過ぎず、実際のレバレッジは有効証拠金と取引ロット数で決まります。
このレバレッジは実効レバレッジと呼ばれます。実効レバレッジは、口座の最大レバレッジの範囲内で、以下のような計算式で決定されます。
・レバレッジ=為替レート×取引ロット数÷有効証拠金
では、この計算式を使って、以下の条件の下でレバレッジを計算してみましょう。
スタンダード口座(最大レバレッジ888倍) 1ドル=110円 取引ロット数=5 有効証拠金=10万円
レバレッジ=110×5×10万円÷10万円=550倍
実効レバレッジは550倍になります。最大レバレッジ888倍の中に収まっているため、この注文はしっかりと成立します。
有効証拠金と実効レバレッジ、ロット数と実効レバレッジの関係は以下の通りです。
有効証拠金が増加⇒レバレッジが低下 有効証拠金が減少⇒レバレッジが上昇
ロット数の増加⇒レバレッジが上昇 ロット数の増加⇒レバレッジが低下
レバレッジの設定に関するメリット・デメリット
レバレッジの設定に関して、ハイレバレッジでトレードを行いたい方や、レバレッジを抑えたい方など様々だと思います。
また、どのようにレバレッジを設定すれば良いのか迷っている人もいるのではないでしょうか。レバレッジの設定に迷っている方は、レバレッジ設定に関するメリットやデメリットを参考にして、設定水準を考えてみてください。
レバレッジを高めに設定するメリット・デメリット
ここまで解説したように、XMではマイクロ口座とスタンダード口座で最大レバレッジを888倍に設定することができます。さらに、有効証拠金とロット数を調整すれば、888倍というハイレバレッジをかけてトレードを行うことが可能です。
ハイレバレッジに設定するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
・有効証拠金が少なくても大きなロット数を張れる
・ハイリスクハイリターンの取引ができる
メリットのひとつは、証拠金が少ない割に、大きなロット数を張れるということです。同じロット数を張ろうと思えば、低レバレッジよりもハイレバレッジの方が、入金額が少なくて済みます。
もう一つのメリットが、ハイリスクハイリターンの取引ができるということです。同じ証拠金であっても、低レバレッジよりもハイレバレッジの方が、大きなロット数を張ることができます。
もちろん、ロット数を調整することで、ローリスクローリターンの取引もできます。ハイレバレッジに設定しておけば、それだけ選択肢が広がることを意味します。
デメリット
・リスク管理ができないと資金を一気に減らしてしまう
ハイレバレッジに設定しておくことで、取引の選択肢が広がることは事実ですが、しっかりと資金コントロールができないと、ハイレバレッジトレードで大きく資金を減らしてしまう可能性が出てきます。
トレードで負けるとついついカッとなり、ハイレバレッジトレードをしてしまう人は注意するようにしてください。
レバレッジを低めに設定するメリット・デメリット
反対にレバレッジを低く設定するメリットやデメリットについても確認しておきましょう。
メリット
・ハイリスクハイリターンの取引をできなくすることができる
低レバレッジにする一番のメリットは、ハイリスクハイリターンの取引ができないということです。ついついギャンブル的なトレードをしてしまう方は、リスクを国内FXと同じ25倍程度に設定しておくとよいでしょう。
デメリット
・証拠金をたくさん入れなければ大きなロットを張れない
・ゼロカットの恩恵を受けにくくなる
レバレッジを低く設定すると、証拠金をたくさん入れなければ大きなロットを取引できません。証拠金に余裕があれば良いですが、そうでない方は大きなロット数を取引することはできなくなります。
また、低レバレッジに設定しておくと、ゼロカットの恩恵を受けにくくなります。ゼロカットシステムは最大損失額=入金額としてくれる有難いシステムです。
同じロット数を取引するのであれば、たくさん入金しなければならない低レバレッジ取引の方が、ゼロカットシステムの恩恵を受けにくくなることを意味します。
基本はレバレッジがおすすめ
XMの魅力を最大限に享受するため、口座レバレッジは高く設定しておくことをおすすめします。スタンダード口座やマイクロ口座であれば888倍に設定しておきましょう。
実際に100万円のトレード資金があった場合、その内10万円をXM口座に入れて高いレバレッジでトレードをするのがおすすめです。もし、急な相場変動があった場合でもゼロカットシステムで失う金額は10万円で抑えられるのでリスクを抑えながらトレードを行うことができるからです。
ただし、ついついギャンブル的なトレードをしてしまう方や、その不安がある方はあらかじめ低めに設定しておくことを検討してみてもよいでしょう。リスク管理は重要なのでしっかり頭に入れておきましょう。