海外FXなどの投資は不労所得のイメージが強いと思いますが、ただ単にお金が入ってくるだけではありません。稼ぐにはそれなりの出費が必要になります。
始める時にもある程度まとまったお金がないと収益があげられませんし、運用にもランニングコストがかかります。
いったいFXをするのにどれぐらいの費用がかかるのでしょうか。
この記事では海外FXのコストと費用について解説します。
海外FXに必要な9つのコスト
海外FXに必要なコストは9種類考えられます。
絶対に必要なコスト
海外FXに直接必要なコストは以下の5つが考えられます。
- 初回入金(種銭)
- 取引手数料やスプレッド
- 入出金手数料
- パソコン、スマホ費用
- 通信費
場合によっては必要になるコスト
以下は必ず必要というわけではないが、場合によっては必要になるコストです。
- 税金
- セミナー代や書籍代など
- VPS料金
- 休眠口座の維持手数料
- 有料EAやインジケーターの料金
海外FXに絶対に必要なコストの解説
初回入金(種銭)
投資とはお金をかけてリスクをとったらリターンが返ってくるものですから、まずかけるお金がないと稼ぐこともできません。
初回入金額はFX業者ごとに最低金額が決まっています。
だいたい500円〜1万円程度が多いようです。
取引手数料やスプレッド
海外FXでは取引ごとにお金がかかります。例えばXMではドル円に平均1.6pipsのスプレッドがかかります。これはシステム利用料のような意味合いです。
取引額が多ければそのぶんスプレッドも多くかかります。
つまり、ポジションを取った時点でマイナスからスタートするということです。スプレッド分がプラスになってようやくトントンになります。これがFX投資において上がるか下がるか勝率50%ではない理由となっております。
入出金手数料
あまり言及されないですが、地味に痛いのが入出金の手数料です。入金するときは海外FX業者が持っている日本の銀行口座に入金することが多いので銀行振込手数料がかかります。
また、出金手段によっては手数料がかかる場合もあります。これは業者によっても違いますし、出金手段によっても違います。
1回の出金で1000円ぐらい取られることもあるので結構バカになりません。業者を選ぶときは入出金手数料も踏まえて選びましょう。
パソコン、スマホ費用
当たり前ですがFXはパソコンやスマホで行うので、それを購入する費用が必要になります。特別な機種はスペックは必要ないので、今手元にあるスマホでも十分に投資することができます。ただ、パソコンの方が様々なインジケーターを表示できますので、できればパソコンがあったほうがいいです。
通信費
FXはインターネットを使って注文しますので、通信料金がかかります。スマホ回線でも注文できますが、パソコンから注文する場合は家に固定回線を引く必要があります。
相場が急変したときに通信障害が起きていると何もできなくなってしまいますので、できればスマホ回線と固定回線と2つあればリスク分散になります。
海外FXで場合によっては必要になるコスト
税金
赤字の場合は払わなくても構いませんが、利益が一定額以上出た場合は税金を払わないといけません。これは天引きされるわけではなく、自分で申告しないといけないです。申告せずにごまかそうとしても国内の銀行に送金した段階でバレます。
海外FXは税金が高いと言われますが、実は働いて得られる給料などと税率は同じです。国内のFXや株などが優遇されているのです。
セミナー代や書籍代など
FXをやっているとわからないことがたくさん出てきます。例えばインジケーターの読み方やテクニカル分析の仕方、経済指標の意味などです。
そのために勉強するのですが、ネットに落ちている情報だけではやはり限界があります。
そこで有料の本やセミナーで勉強しなければいけないです。
VPS料金
自動トレードをやる場合にはVPS を借りることが一般的です。VPSとはVirtual Private Serverの略で自分専用に使える仮想のレンタルサーバーです。このサーバーでWindowsを動かせば、24時間365日、ずっと自動トレードを動かし続けることができます。
家のパソコンを付けっぱなしにしても同じですが、停電などのリスクに対応できませんし、またMacからでもWindowsが使えるのもVPSの魅力です。
休眠口座の維持手数料
海外FX業者は一定期間取引がない口座に管理手数料を取ることが多いです。月に500円程度のことが多いですが、ずっと使ってない口座に久しぶりにログインしたら残高がゼロになっていたということもありえます。
FXをやめるときには全額出金して解約手続きを済ませてからやめましょう。
有料EAやインジケーターの料金
EAやインジケーターには有料で売られている物があります。だいたい1つ数千円〜数万円程度の買い切りで売られています。
非常にバックテストの結果が良い物もあるので自動トレード志向の人は買ってみるのもおすすめです。
コストは確定申告で経費として計上できる
ここに書かれたコストは確定申告で経費として計上できるものもあります。
経費として計上するとそのぶん課税所得が少なくなり、税金も少なくなります。
どれが経費になってどれが経費にならないかは税務署の判断なので微妙なところです。
たくさん利益が出た場合は申告漏れの追徴課税も莫大になるので税理士に申告を頼んだ方が無難でしょう。
まとめ
この記事では海外FXのコストと費用について解説しました。意外とお金がかかるので驚いたと思います。
最低でも以下の5つの費用がかかります。
- 初回入金(種銭)
- 取引手数料やスプレッド
- 入出金手数料
- パソコン、スマホ費用
- 通信費
また、トレードの質を上げようとすると以下のような出費が必要な場合もあります。
- セミナー代や書籍代など
- VPS料金
- 休眠口座の維持手数料
- 有料EAやインジケーターの料金
さらに、一定額以上稼ぐと税金もかかります。節税や節約を賢くおこなって費用を抑制していきましょう。