【2021年4月】XMで仮想通貨の取引や入金はできません【最新情報】

2021年4月現在、XM Trading(エックスエム)ではビットコイン(BTC)など、仮想通貨の取引を行うことはできません。また、仮想通貨を入金することもできなくなっています。

ただ、今後XMの仮想通貨取引が復活する可能性もあるので、XMでどのような仮想通貨取引が行われていたのか、特徴や取り扱い銘柄についてチェックしていきましょう。

以前XMで取引できていた仮想通貨

以前はXMで以下の5種類の仮想通貨をトレードすることができていました。これらの通貨は、ドル建てで注文を行うことができていましたが、2019年10月より新規注文が停止になってしまいました。

  • ビットコイン BTC/USD
  • ビットコインキャッシュ BCH/USD
  • イーサリアム ETH/USD
  • ライトコイン LTC/USD
  • リップル        XRP/USD

5種類の仮想通貨は、どれも人気が高く、国内外問わず多くの愛好家や投資家が保有したりトレードしたりしているものです。

XMで取引できていた仮想通貨とは?

それぞれの仮想通貨には、どのような特徴があるのかチェックしておきましょう。

ビットコイン

ビットコインは世界で初めて発行された仮想通貨です。時価総額は仮想通貨の中で圧倒的に高く、仮想通貨=ビットコインというイメージを持っている人も多いようです。

政府による規制が入らない限り、将来的には1BTC=1000万円、さらには2000万円まで値上がりすると言われています。

ビットコインキャッシュ

ビットコインには通貨の利用者が増えると送金スピードが遅くなってしまうスケーラビリティの問題を抱えていました。

この問題を解決するため、技術的な改善を行うことで誕生したのがビットコインキャッシュです。基本的な技術はビットコインと同じで、ビットコインから派生した仮想通貨と言えるでしょう。

イーサリアム

イーサリアムはビットコインに次ぐ時価総額を誇ります。ビットコイン以外の仮想通貨のことはアルトコインと呼ばれますが、アルトコインの中では知名度時価総額ともにNO.1と言えるでしょう。

イーサリアムはスマートコントラクトと呼ばれるシステムによって高い送金技術を誇ります。個人間の送金はもちろん、ビジネスシーンの利用で活躍が期待される通貨です。

リップル

リップルはビットコインと違い、リップル社という管理主体が存在しています。非中央集権的なほかの仮想通貨に比べると、中央集権的なのがリップルの大きな特徴です。

リップルの命運はリップル社が持っているという危うさはありますが、送金速度や手数料面で高い優位性を誇っており、人気仮想通貨のひとつとなっています。

ライトコイン

ライトコインは2011年にビットコインの技術をベースに作られた仮想通貨で、値動きはビットコインに相関することが多くなっています。

ビットコインに比べると時価総額は小さいですが、処理スピードや取引手数料に優位性があり、より実用性の高い仮想通貨と言えます。

仮想通貨取引が復活する予定はある?

今後XMの仮想通貨取引は復活するのでしょうか。気になるところですが、公式サイトの情報やネットの情報から、今のところ復活する予定はないと考えられます。

入出金もできなくなっていることから、現状、XMは仮想通貨から完全に手を引いたと考えてよいでしょう。

ただ、将来的に仮想通貨取引が復活する可能性はないわけではありません。もし復活したら、依然同じようなサービスが提供されるでしょう。その際は、サービス水準が改善されていることも期待できます。

XMで仮想通貨取引が廃止になった理由は?

それでは、XMで以前できていた仮想通貨取引ができなくなった理由は何なのでしょうか。仮想通貨FX廃止の明確な理由は公表されていないので推測になりますが、そこには仮想通貨取引ビジネスの難しさがあったものと考えられます。

仮想通貨取引所に太刀打ちできなかった

仮想通貨取引は、すでに専門業者がサービス提供を行っており、すでに顧客を獲得していました。そんな中、海外FX業者であるXMが参入しても、それほどのニーズが無かったものと思われます。

また手数料面でも、仮想通貨取引所に太刀打ちできなかったと考えられます。XMが仮想通貨の取引サービスを行うためには、LP(流動性供給業者)と契約しなければなりません。そのため、余分なコストがかかってしまい、そのコストを回収するため、スプレッドを広くするしかありませんでした。

仮想通貨取引所の現物取引に比べると、取引コストで非常に大きな差があり、顧客サイドからすれば、わざわざを利用して仮想通貨トレードを行う必要は無かったものと考えられます。

コスト面以外でも、取引プラットフォームタイプはMT5のみ、土日の取引ができないといった難点も抱えていました。

また、レバレッジ面でも強みを発揮できませんでした。XMの仮想通貨FXの最大レバレッジは5倍と十分に感じられますが、100倍以上のレバレッジをかけられる海外の仮想通貨取引所もあることを考えれば、それほど高いレバレッジをかけられる印象は受けません。

XMで行われていた仮想通貨取引とは?

次に、XMの仮想通貨取引が復活したとき参考にしてもらうため、以前行われていたXMの仮想通貨取引の内容を解説していきます。

XMの仮想通貨取引はFX

XMで行う仮想通貨取引はFXです。為替通貨ペアを売買するFXや、商品、資源、株価指数を売買するCFDと同じ差金決済の一種です。

差金決済とは、実際に株、商品、通貨などを売買すること無く、買値と売値の差で損益が計算される取引のことです。

仮想通貨現物取引との違いは?

仮想通貨の売買を専門に行う場所は取引所と呼ばれます。取引所で行われる仮想通貨の売買は基本的に現物取引です。

現物取引は、その名の通り、実物の株式、商品、通貨などを購入したり売却したりする取引のことです。

現物取引にはない仮想通貨FXの特徴

仮想通貨の現物取引とFX取引を比較したとき、仮想通貨FXにはどのような特徴があるのでしょうか。

買い/売りどちらも対応可能

まずエントリーの方向ですが、実際の仮想通貨を購入する現物取引では、日本円や仮想通貨を使って購入することしかできません。

一方で仮想通貨FXでは証拠金を預け入れてトレードを行います。そのため、為替のFXと同じように、買いでも売りでもエントリーすることができます。

少額でも大きな利益を狙える

また、現物取引より大きな利益が狙えることも特長です。ただでさえボラティリティの大きい仮想通貨ですが、FX取引であればさらにハイリターンを狙うことができます。

XMでは最大5倍のレバレッジをかけることができていました。つまり、現物取引に比べて5倍のボラティリティがあるということになります。

スプレッドが広い

一方で、仮想通貨FXではスプレッドが広いというデメリットがあります。XMのビットコイン取引でも、1ビットコイン取引するのに数万円のスプレッドが開いていることがほとんどで、正直なところ評判はあまり良くありませんでした。

仮想通貨取引所の現物取引では、スプレッドがほぼ無しで売買できます。このことを考えれば、いかに仮想通貨FXのスプレッドが広いか分かってもらえると思います。

今後、XMで仮想通貨FXが復活するのであれば、スプレッドの広さが改善されることを期待したいものです。